野球を辞めたいけど親に言えない|高校野球を辞めたいと言う息子への対応

野球を辞めたいけど親に言えない球児や、野球を辞めたいと言う息子への接し方に悩む親御さんへ。
続ける・休む・辞めるを冷静に考える方法と、親子で本音を話すためのヒントを紹介します。

休日は一日練習、当時は坊主もほぼ強制で、練習もかなり厳しかったです。
雨で練習時間が短くなった日は、正直うれしかったですね。笑
試合が中止になったときも、残念そうな顔をしながら、心の中では少し喜んでいました。
それでも、何かしら割り切りながら引退まで続け、今では現役時代より野球を楽しめています。
そう感じた今こそ、もう一度自分を変えるタイミングです。
野球を辞めたいけど親に言えないときの考え方

①辞めたい自分を責めない
野球を辞めたいと思うことは、決して珍しいことではありません。
野球が好きでも、長い練習時間や厳しい上下関係、レギュラー争いが毎日続けば、嫌になる日もあります。

野球が好きでも、練習には行きたくない。
試合には出たいけれど、休日はゆっくり休みたい。
そんな矛盾した気持ちを抱える球児は、意外と多いのではないでしょうか。
辞めたいと思うことと、野球が嫌いになることは別です。
②つらい理由を分けて考える
「もう全部イヤだ」と感じたら、何が一番つらいのかを書き出してみましょう。
- 練習時間が長い
- 休日がほとんどない
- 監督や先輩が怖い
- 同級生との関係がつらい
- 試合に出られない
- けがや疲労がある
- 勉強と両立できない
- 野球を楽しめなくなった
原因が分かれば、休む、相談する、練習方法を変えてもらうなど、退部以外の方法も考えられます。

③限界なら我慢しない
暴力、暴言、いじめ、けがの放置は、我慢して乗り越える問題ではありません。
眠れない、食欲がない、学校へ行けない、朝になると涙が出るといった状態も、心や体が限界に近づいているサインです。
苦しさが強い場合は、親、担任、養護教諭、スクールカウンセラーなどへ相談してください。
監督に相談しにくければ、別の先生を頼っても大丈夫です。
野球より、あなたの心と体の安全のほうが大切です。
野球を続けるための割り切り方

①嫌いな部分があってもいい
- 走り込みは嫌いでも、守備練習は好き。
- 休日の一日練習は嫌でも、試合で仲間と戦う時間は好き。
- 坊主や厳しいルールは嫌でも、野球そのものは好き。
野球の全部を好きになる必要はないのです。
嫌な部分と好きな部分を分けて考えるだけでも、気持ちは少し軽くなります。

②小さく区切って考える
引退まで半年、あと一年と考えると、気が遠くなることがあります。
そんなときは、次の大会まで、今月まで、今週までと小さく区切ってみましょう。
「今日はグラウンドへ行くだけでいい」と考える日があっても構いません。

ボクが高校野球まで続けた理由は「高校野球をやること」だったので、甲子園に行きたいと本気で思ったことはありません……
みんな何かしら我慢したり、割り切ったりしながら続けていることが多いと思います
③野球以外の楽しみを持つ
生活のすべてを野球にしないことも大切です。
音楽、ゲーム、友達との会話、好きな動画を見る時間など、短時間でも気分転換になります。
野球以外に自分の居場所があると、試合で失敗しても心まで全部持っていかれません。
休む時間は、さぼりではなく回復するための時間です。
野球以外の楽しみを持つことは、野球を続けるための工夫でもあります。
親に野球を辞めたいと伝える方法
野球を辞めたいけど親に言えないときは、勢いだけで話すのではなく、準備をして伝えましょう。
①理由と今後を整理する
親に話す前に、いつから悩んでいて、何が一番つらいのかを整理しましょう。
練習、人間関係、監督、けが、勉強などに整理すると伝えやすいですね。
続けた場合に、自分がどうなりそうなのかも考えてみてください。
辞めた後に勉強へ力を入れたい、別の部活を考えたい、まず休みたいなど、今後の考えも添えましょう。
②反対されたら第三者を頼る
親が驚いて、最初は感情的に反対する場合もあります。
その場で強く言い返すと、話し合いが進まなくなるかもしれません。
少し時間を置き、もう一度落ち着いて話しましょう。
担任、養護教諭、信頼できる先生、祖父母、兄弟などに間へ入ってもらう方法もあります。
続けるか辞めるかの二択だけでなく、休部や短期間の休養も選択肢です。

野球を辞めたいと言う息子への親の対応

息子から「野球を辞めたい」「高校野球を続けるのがつらい」と言われたら、親は驚くでしょう。
小さいころから送迎などで支えてきたほど、簡単には受け入れにくいものです。
①最初に否定しない
野球を辞めたいと言う息子に対して、最初の言葉は「話してくれてありがとう」と伝えられるとベストです
「逃げるのか」「みんな我慢している」「ここまでお金をかけたのに」と言われると、息子は本当の理由を話せなくなります。
親に言えないまま悩んでいた息子は、かなり勇気を出して話している可能性があります。
親の意見を伝える前に、何が一番つらいのか、いつから悩んでいたのかを最後まで聞いてください。
その場ですぐに結論を出す必要はありません。
②続けることだけを正解にしない
親が野球を最後まで続けた経験があっても、息子に同じ答えが合うとは限りません。
環境も性格も、抱えている悩みも人によって違います。
続ける、休む、辞めるという選択肢を、親子で公平に比べることが大切です。
③心と体の状態を確認する
朝になると体調が悪くなる、学校へ行きたがらない、急に口数が減ったという変化も見逃せません。
心や体に異変がある場合は、野球を続ける話より、休養を優先しましょう。
必要に応じて、医療機関やスクールカウンセラーへの相談も考えてください。
野球を続けることより、息子が安全に毎日を過ごすことのほうが重要です。
④辞めた後まで一緒に考える
親が不安に感じるのは、野球を辞めた後に何もしなくなることかもしれません。
しかし、退部後の道は一つではありません。
- まず心と体を休める
- 勉強や大学受験に力を入れる
- 別の部活動へ移る
- アルバイトや資格取得に挑戦する
- クラブチームや草野球で続ける
辞めた直後に次の目標が決まっていなくても、焦る必要はありません。
退部は人生の失敗ではなく、新しい選択を考えるきっかけです。

悩んだうえで自分が選んだと思える答えなら、次の一歩につながります。
野球を辞めても野球は終わらない

野球を辞めたり、引退したりしても、野球そのものを嫌いになる必要はありません。

勝敗、レギュラー争い、厳しい練習、長い拘束時間から離れ、自分のペースで野球を見たり、楽しんだりできるようになったからです。

プロ野球を見る、草野球をする、友達とキャッチボールをする。
どれも立派な野球の楽しみ方です。
野球を続けることと、野球を好きでいることは同じではありません。
まとめ
続ける、休む、辞めるのどれを選んでも、親子で話し合い、本人が納得できる答えなら前へ進めます。



息子が眠れているか、食事を取れているか、けがを隠していないかを確認してください。